23日香港株=続伸して始まるか、中国の資本市場支援策が支え

 23日の香港市場は続伸して始まるか。中国の資本市場支援策が引き続き買いを誘うと予想する。中国政府系シンクタンクの中国社会科学院金融研究所は22日に公表した分析リポートで、2兆元の特別国債を発行して「株式市場平準基金」を設立し、優良大型株やETFを価格が安い時に買って高い時に売る手法で市場安定を図るよう提案した。四半期決算や業績見通しを材料とする個別物色の動きも相場を支えるだろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の香港証券取引所(00388)が2024年7-9月期決算を発表する。

 一方、米長期金利の高止まりが重荷となり、ハンセン指数の上値が伸び悩む展開がありそうだ。22日のNY債券市場で長期金利の指標となる10年物米国債利回りは前日比0.02%高い4.21%で終えた。一時は4.22%と7月下旬以来およそ3カ月ぶりの高水準を付けた。

 22日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が小幅に続落したものの、ハイテク株主体のナスダック総合が5日続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株テンセント(00700)と美団(03690)が香港終値を上回った半面、中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)が下回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。