東京外国為替市場概況・17時 ドル円、不安定な動き

 29日午後の東京外国為替市場でドル円は不安定な動き。17時時点では149.99円と15時時点(150.09円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。欧州タイムに入って時間外の米10年債利回りが4.21%台まで低下幅を拡大すると売りが再開。一時149.54円まで下値を広げ、10月21日以来の安値を更新した。もっとも、本日すでに2円ほど下落していることもあり、一巡後は短期的な戻りを期待した買いが観測され150円台を回復。米感謝祭明けとはいえ、市場の流動性は回復しておらず、値が振れやすくなっている面があるようだ。

 ユーロドルは買い一服。17時時点では1.0579ドルと15時時点(1.0567ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下幅拡大をながめてドル安が進むと、一時1.0597ドルまで上値を伸ばした。ただ、節目の1.0600ドルを超えるような展開にはならなかった。

 ユーロ円は17時時点では158.68円と15時時点(158.61円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため方向感が出ていない。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.54円 - 151.55円
ユーロドル:1.0548ドル - 1.0597ドル
ユーロ円:158.24円 - 159.97円


(越後)
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