東京外国為替市場概況・12時 ドル円、軟調

 29日の東京外国為替市場でドル円は軟調。12時時点では150.16円とニューヨーク市場の終値(151.55円)と比べて1円39銭程度のドル安水準だった。東京都区部のインフレ加速をきっかけとした円買いの流れが継続された。大きく売られた27日の安値150.46円を下抜けると、節目150円付近でもみ合う場面もあったが、結局149.86円まで売り込まれた。下落一巡後に反転するも150.40円手前では頭を抑えられた。

 ユーロ円は下げ幅拡大。12時時点では158.73円とニューヨーク市場の終値(159.90円)と比べて1円17銭程度のユーロ安水準だった。約2カ月ぶりの158円台に入り込むと、ストップロス売りを巻き込みながら158.24円まで下値を広げた。ただ9月30日安値158.11円が支持水準として意識されて下げ止まり、日経平均のマイナス幅縮小も眺めながら158.90円台まで持ち直す場面もあった。
 他クロス円は、豪ドル円が97.52円、NZドル円は88.47円、ポンド円も190.34円まで外貨売り円買いが進んだ。

 ユーロドルは12時時点では1.0571ドルとニューヨーク市場の終値(1.0552ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル安基調に影響されて1.0575ドルまで上昇し、その後も底堅かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.86円 - 151.55円
ユーロドル:1.0548ドル - 1.0575ドル
ユーロ円:158.24円 - 159.97円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。