東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ幅広げる

 29日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅広げる。10時時点では150.57円とニューヨーク市場の終値(151.55円)と比べて98銭程度のドル安水準だった。11月東京都区部消費者物価指数(CPI)の生鮮食料品除く総合が、前回値や予想を上回る結果となると12月の日銀政策決定会合で追加利上げに動くとの思惑が広がったことで債券が下落(利回りは上昇)した。本邦金利の上昇に伴い、ドル円も10時前には150.53円まで下げ幅を広げた。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0562ドルとニューヨーク市場の終値(1.0552ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが支えになり、ユーロドルは小高く推移。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では159.04円とニューヨーク市場の終値(159.90円)と比べて86銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円に連れる動きになり159.01円まで弱含み。日経平均株価が300円を超えて下落していることも重しになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.53円 - 151.55円
ユーロドル:1.0548ドル - 1.0572ドル
ユーロ円:159.01円 - 159.97円


(松井)
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