ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、売り強まる

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は売りが強まった。2時時点では149.26円と24時時点(150.04円)と比べて78銭程度のドル安水準だった。24時台は買い戻す動きが見られ、一時150.20円台まで持ち直した。もっとも、日銀の早期利上げ観測が高まるなか上値は重いままであり、一巡後はドル売り円買いが再開。米10年債利回りが上昇幅を急速に縮めたことも重しに、先週末安値149.47円を割り込むと149.08円まで下げ足を速めた。流動性の薄さも値幅拡大に繋がったもよう。
 なお米10年債利回りは4.24%台まで上昇したところから4.17%前半まで低下した。

 ユーロ円は下値を試した。2時時点では156.48円と24時時点(157.10円)と比べて62銭程度のユーロ安水準だった。24時台の戻しも157.20円台までと限られ、その後はドル円につれて下落圧力が強まった。一時9月17日以来の安値となる156.38円まで売り込まれた。
 他クロス円も、ポンド円が188.48円、カナダドル円が105.96円、豪ドル円も96.28円まで外貨安・円高が進んだ。

 ユーロドルは下落一服。2時時点では1.0483ドルと24時時点(1.0471ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。仏政局の先行き不透明感を嫌気した売りで1.0961ドルまで日通し安値を更新。その後、ドル円でドル売り圧力が強まった影響を受けて、1.05ドル手前まで反発する場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.08円 - 150.75円
ユーロドル:1.0461ドル - 1.0589ドル
ユーロ円:156.38円 - 158.64円


(小針)
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