東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感がない

 3日の東京外国為替市場でドル円は方向感がない。10時時点では149.86円とニューヨーク市場の終値(149.60円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「方向性は金利の引き下げ」と述べたものの、「インフレを考慮すると、ある程度制約的な政策が適切」とも発言したことで一時149.83円まで買われた。しかし、買いの勢いも続かず149.50円まで一時まで弱含んだ。ただ、日経平均が大幅に続伸したことや、東京仲値の値決めにかけては再び買い意欲が高まり149.93円まで上昇するなど方向感がない。

 ユーロドルは上値が重い。10時時点では1.0491ドルとニューヨーク市場の終値(1.0498ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。昨日からの流れが継続し、ユーロドルは上値が重く1.0489ドルまで小幅に下値を広げた。

 ユーロ円はもみ合い。10時時点では157.22円とニューヨーク市場の終値(157.05円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。8時半前に157.31円まで上値を広げたが、対円、対ユーロともにドル買いが進んだことで、日経平均が上げ幅を広げても一方的な動きにはならず157円前半でもみ合い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.50円 - 149.93円
ユーロドル:1.0489ドル - 1.0502ドル
ユーロ円:156.94円 - 157.31円


(松井)
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