ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では150.18円と24時時点(150.57円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。さえない11月米ISM非製造業景況指数を受けたドル売り戻しの流れが継続。一時4.27%後半まで上昇していた米10年債利回りが4.20%割れまで低下したことも重しとなり、150.06円前後まで下押した。ただ、150円割れを回避すると150.20円台まで下値を切り上げる場面もあった。

 ユーロドルは上昇がやや一服。2時時点では1.0526ドルと24時時点(1.0501ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を背景に底堅く推移し、昨日高値1.0535ドルを上抜けると1.0544ドルまで上げ足を速めた。もっとも欧州金利先安観が燻るなかで一方的なユーロ買いとはならず、一巡後は1.0520ドル台まで水準を切り下げた。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では158.09円と24時時点(158.19円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが上値を試すタイミングで連れ高となるも、日通し高値158.66円の手前で頭を抑えられた。ユーロドルの上昇が止むと今度はドル円に引きずられる形となり、158円手前まで本日の上昇幅を縮めた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.53円 - 151.23円
ユーロドル:1.0473ドル - 1.0544ドル
ユーロ円:156.99円 - 158.66円


(小針)
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