ニューヨーク外国為替市場概況・3日 ドル円、横ばい
3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は横ばい。終値は149.60円と前営業日NY終値(149.60円)と比べて同水準だった。韓国の尹錫悦大統領が非常戒厳を宣言したことをきっかけに韓国ウォンが急落すると、リスクオフの円買いが活発化。節目の149円を割り込み、一時148.65円と10月11日以来の安値を付けた。ただ、10月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想を上回る結果だったことが伝わると下げ渋り。韓国当局者が「必要に応じ市場に無制限の流動性を供給する」と表明したほか、韓国で開かれた臨時国会で「戒厳令解除の決議案」が満場一致で可決されると149円台半ばまで持ち直した。その後149円を割り込む場面も見られたが、韓国大統領が非常戒厳を解除すると再び強含むなど下値は堅かった。
ユーロ円は3営業日ぶりに小反発。終値は157.20円と前営業日NY終値(157.05円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。韓国大統領による非常戒厳宣言を受けて円が全面高となり、ユーロ円は一時156.18円まで急落した。もっとも、「戒厳令解除の決議案」の可決を受けて過度な警戒感が後退すると157.20円台まで下げ幅を縮めた。
ユーロドルは小反発。終値は1.0509ドルと前営業日NY終値(1.0498ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円が下落したタイミングで1.0493ドル付近まで下げたが、ユーロ円が下げ渋ると買い戻しが入り1.0535ドルまで切り返した。ただ、NY時間の値幅は42pipsと狭く、総じて動きが鈍かった。
なお、マクロン仏大統領はバルニエ内閣の不信任決議が成立すれば大統領も辞任するとの見方を否定し、任期の2027年まで職務を全うする姿勢を示したが、ユーロ相場への影響は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.65円 - 150.24円
ユーロドル:1.0481ドル - 1.0535ドル
ユーロ円:156.18円 - 157.98円
(越後)
ユーロ円は3営業日ぶりに小反発。終値は157.20円と前営業日NY終値(157.05円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。韓国大統領による非常戒厳宣言を受けて円が全面高となり、ユーロ円は一時156.18円まで急落した。もっとも、「戒厳令解除の決議案」の可決を受けて過度な警戒感が後退すると157.20円台まで下げ幅を縮めた。
ユーロドルは小反発。終値は1.0509ドルと前営業日NY終値(1.0498ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ円が下落したタイミングで1.0493ドル付近まで下げたが、ユーロ円が下げ渋ると買い戻しが入り1.0535ドルまで切り返した。ただ、NY時間の値幅は42pipsと狭く、総じて動きが鈍かった。
なお、マクロン仏大統領はバルニエ内閣の不信任決議が成立すれば大統領も辞任するとの見方を否定し、任期の2027年まで職務を全うする姿勢を示したが、ユーロ相場への影響は限られた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.65円 - 150.24円
ユーロドル:1.0481ドル - 1.0535ドル
ユーロ円:156.18円 - 157.98円
(越後)