欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小安い

 2日の欧州外国為替市場でドル円は小安い。22時時点では144.64円と20時時点(144.67円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。4月米雇用統計では、失業率は4.2%で予想通りだったものの、非農業部門雇用者数が前月比+17.7万人と予想の+13.0万人を上回ったことで、一時144.95円前後まで強含みに推移した。しかし、3月の非農業部門雇用者数が下方修正され、平均時給が前月比+0.2%、前年比+3.8%と予想を下回っていたため、買いの勢いは続かなかった。一巡後は144.34円まで本日安値を更新する場面もあった。なお、米10年債利回りは4.28%台まで上昇した。
 トランプ米大統領は「FRBは金利を引き下げるべきだ」と述べた。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.1318ドルと20時時点(1.1331ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。米雇用統計の発表後には1.1305ドル前後まで弱含む場面も見られた。

 ユーロ円は22時時点では163.73円と20時時点(163.95円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。ドル円やユーロドルの下落に連れて、一時163.60円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.34円 - 145.92円
ユーロドル:1.1274ドル - 1.1355ドル
ユーロ円:163.60円 - 164.63円




(山下)
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