ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い戻し

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻された。4時時点では150.41円と2時時点(150.18円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。米長期金利の低下幅拡大を眺めて、暫く150.00円付近を下値に戻りの鈍い展開が続いた。その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が伝わると下値を切り上げる展開に。4時頃には一時150.60円まで切り返した。
 パウエル議長は「米国経済は現在、驚くほど良好な状態」「経済と金融政策の現状に非常に満足」との見解を示し、また「現在、中立的な水準に金利を引き上げる道筋にある」とも述べた。

 ユーロドルは伸び悩み。4時時点では1.0515ドルと2時時点(1.0526ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。米10年債利回りが4.18%付近まで低下すると、1.0540ドル台に乗せるも日通し高値1.0544ドルには届かず。パウエル発言の辺りで弱含み始め、一時1.0508ドルまで下押した。

 ユーロ円は下げ渋り。4時時点では158.16円と2時時点(158.09円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。158.20円台まで持ち直したところから158円割れまで売られる場面もあったが、一巡後は158円前半でじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.53円 - 151.23円
ユーロドル:1.0473ドル - 1.0544ドル
ユーロ円:156.99円 - 158.66円


(小針)
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