東京外国為替市場概況・17時 ドル円、戻り鈍い

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。17時時点では149.78円と15時時点(149.93円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。中村審議委員の発言を受けて日銀の追加利上げ観測が意識されるなか、16時前には一時149.66円まで値を下げた。昨日安値の149.53円が目先のサポートとして意識されると150.02円付近まで買い戻しが入る場面も見られたが、総じて戻りは鈍かった。

 ユーロドルは小高い。17時時点では1.0534ドルと15時時点(1.0526ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。対円などでドル売りが進んだ影響から一時1.0539ドルまで上昇。昨日高値の1.0544ドルに迫る水準まで値を上げた。
 
 ユーロ円は17時時点では157.79円と15時時点(157.82円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。全般に円買いが進んだ流れに沿って、一時157.56円まで本日安値を更新。その後もドル円と同じくやや戻りの鈍さが目立った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.66円 - 150.78円
ユーロドル:1.0508ドル - 1.0539ドル
ユーロ円:157.56円 - 158.49円

(岩間)
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