東京外国為替市場概況・10時 ドル円、方向感がない

 6日の東京外国為替市場でドル円は方向感がない。10時時点では150.09円とニューヨーク市場の終値(150.10円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。一時150.28円まで上昇したが徐々に上値が重くなった。小幅ながらも本邦長期金利が上昇したことも円買いを誘い149.87円まで弱含んだ。ただ、東京仲値の値決めにかけてはドル買い意欲が強まり150.10円台を回復するなど、流動性の悪い中で方向感なく上下している。なお、厚生労働省が発表した10月の毎月勤労統計は実質賃金が横ばいとなったことで、市場の動きは限定的だった。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0577ドルとニューヨーク市場の終値(1.0586ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。昨日高値に並ぶものの上値を押し上げることができずに小幅に売られている。

 ユーロ円は下落。10時時点では158.75円とニューヨーク市場の終値(158.91円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。159.03円まで上昇後はドル円に連れて158.56円まで下落。日経平均やダウ先物が軟調なことも重しになった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.87円 - 150.28円
ユーロドル:1.0576ドル - 1.0589ドル
ユーロ円:158.56円 - 159.03円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。