ニューヨーク外国為替市場概況・10日 ドル円、続伸
10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は151.95円と前営業日NY終値(151.21円)と比べて74銭程度のドル高水準だった。明日11日の11月米消費者物価指数(CPI)や12日の11月米卸売物価指数(PPI)など米物価指標の発表を控える中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで上昇すると全般ドル買いが先行した。本日のNYオプションカット(日本時間24時)前後から対ユーロ中心にドル買いが強まった影響も受けて、1時過ぎには152.18円と11月27日以来の高値を付けた。市場では「一目均衡表雲の上限150.52円や転換線150.30円を上抜けたことで、テクニカル的な買いが入りやすかった」との声も聞かれた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.64まで上昇した。
ユーロドルは3日続落。終値は1.0527ドルと前営業日NY終値(1.0554ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ったほか、欧州中央銀行(ECB)の利下げ継続観測がユーロの重しとなった。NYオプションカット前後にユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.0499ドルと日通し安値を更新した。市場では「欧州経済の不透明感などを背景にECBが来年にかけて利下げを続けるとの観測は根強い」との指摘があった。
ユーロ円は続伸。終値は159.97円と前営業日NY終値(159.57円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
本日の参考レンジ
ドル円:150.90円 - 152.18円
ユーロドル:1.0499ドル - 1.0568ドル
ユーロ円:159.38円 - 160.07円
(中村)
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.64まで上昇した。
ユーロドルは3日続落。終値は1.0527ドルと前営業日NY終値(1.0554ドル)と比べて0.0027ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ったほか、欧州中央銀行(ECB)の利下げ継続観測がユーロの重しとなった。NYオプションカット前後にユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.0499ドルと日通し安値を更新した。市場では「欧州経済の不透明感などを背景にECBが来年にかけて利下げを続けるとの観測は根強い」との指摘があった。
ユーロ円は続伸。終値は159.97円と前営業日NY終値(159.57円)と比べて40銭程度のユーロ高水準。ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
本日の参考レンジ
ドル円:150.90円 - 152.18円
ユーロドル:1.0499ドル - 1.0568ドル
ユーロ円:159.38円 - 160.07円
(中村)