ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、買い戻し

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻し。2時時点では152.34円と24時時点(152.13円)と比べて21銭程度のドル高水準。一時152円を割り込んだドル円だが、米10年債利回りがCPI発表前の水準を上回る4.25%台まで上昇したことで152.50円台まで買い戻された。もっとも、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では12月17-18日のFOMCの利下げ確率は、CPI発表前の86%台から95%近くまで上昇していることもあり、日通し高値を狙いに行くほどの勢いはなかった。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.0508ドルと24時時点(1.0501ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇に連れて1.0480ドルまで弱含み日通し安値を更新。その後の買い戻しも限られ上値が重い。ユーロポンドが2022年3月以来となる0.8225ポンドまで下落したことも重しになった。なお、2022年3月7日のユーロポンド安値0.8203ポンドを割り込むと、その下はブレグジット前日の安値0.76ポンド台まで遡ることになる。
 
 ユーロ円は小高い。2時時点では160.07円と24時時点(159.76円)と比べて31銭程度のユーロ高水準。ドル円の買い戻しが入ると160円を回復。その後も小高く推移している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.02円 - 152.82円
ユーロドル:1.0480ドル - 1.0539ドル
ユーロ円:158.67円 - 160.66円


(松井)
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