東京マーケットダイジェスト・12日 円上値重い・株高

ドル円:1ドル=152.49円(前営業日NY終値比△0.04円)
ユーロ円:1ユーロ=160.21円(△0.20円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0506ドル(△0.0010ドル)
日経平均株価:39849.14円(前営業日比△476.91円)
東証株価指数(TOPIX):2773.03(△23.72)
債券先物12月物:143.09円(△0.12円)
新発10年物国債利回り:1.045%(▲0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.38400%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>     <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
     6408億円の処分超 9224億円の取得超
対内株式
     4823億円の取得超 6077億円の処分超

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い。朝方から戻り売りが先行すると、上昇して始まった日経平均株価が上げ幅を縮めたことも重しとなり、一時151.96円まで値を下げた。ただ、昨日NY時間安値の151.93円を割り込むことはなく、一巡後は買い戻しが優勢に。「日銀内で追加利上げを急ぐ必要はないとの認識が広がっている」との一部報道が伝わると、本邦長期金利の低下とともに152.77円まで買い上げられ、昨日高値の152.82円に接近した。

・ユーロ円も底堅い。総じてドル円と同様の展開となり、午前には159.65円まで下げる場面があった。ただ、日銀の12月利上げ期待が後退すると一時160.49円まで一転上昇した。

・ユーロドルは小高い。朝方に1.0510ドルまで小幅に上げた後は次第に動きが鈍くなり、欧州勢参入待ちの状態となった。
 なお、豪ドル米ドルは強含み。11月豪雇用統計が良好な内容だったことを受けて豪ドル高が進み、一時0.6421米ドルまで上昇したほか、豪ドル円も98.07円まで値を上げている。

・日経平均株価は4日続伸。昨日の米ハイテク株高を受けて半導体関連株が相場を主導した。明日のSQを控えて短期勢の思惑的な買いも重なり、指数は700円超上昇する場面も見られ、約2カ月ぶりに一時4万円を回復した。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。昨日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで142.80円まで下げたが、日銀の利上げ観測が一段と後退すると143.10円まで一転上昇した。


(越後)
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