欧州マーケットダイジェスト・10日 株安・金利上昇・ドル高
(10日終値:11日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=152.11円(10日15時時点比△1.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.86円(△0.45円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0509ドル(▲0.0053ドル)
FTSE100種総合株価指数:8280.36(前営業日比▲71.72)
ドイツ株式指数(DAX):20329.16(▲16.80)
10年物英国債利回り:4.323%(△0.053%)
10年物独国債利回り:2.122%(△0.001%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.6%
(前年比) 2.4% 2.6%
11月独消費者物価指数(CPI)改定値
(前月比) ▲0.2% ▲0.2%
(前年同月比) 2.2% 2.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は堅調。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで上昇したことなどを手掛かりに全般ドル買いが先行。本日のNYオプションカット(日本時間24時)前後から対ユーロ中心にドル買いが強まった影響も受けて、1時過ぎには152.18円と11月27日以来の高値を付けた。市場では「一目均衡表雲の上限150.52円や転換線150.30円を上抜けたことで、テクニカル的な買いが入りやすい面もあった」との声が聞かれた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.64まで上昇した。
・ユーロドルは軟調。明日11日の11月米消費者物価指数(CPI)や12日の11月米卸売物価指数(PPI)など、米物価指標の発表を控える中、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出た。NYオプションカット前後にユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.0499ドルと日通し安値を更新した。「欧州経済の不透明感などを背景に欧州中央銀行(ECB)が来年にかけて利下げを続ける」との観測もユーロの重しとなったようだ。
・ユーロ円は159円台半ばから後半でのもみ合いが続いた。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は反落。前日の米国株や本日の香港株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが優勢となった。中東情勢の不透明感も相場の重し。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。前日の米国株や本日の香港株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが先行したものの、そのあとは新規材料難から徐々に値動きが細った。個別ではシーメンス・エナジー(4.36%安)やバイヤスドルフ(1.40%安)、ラインメタル(1.24%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落した。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=152.11円(10日15時時点比△1.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=159.86円(△0.45円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0509ドル(▲0.0053ドル)
FTSE100種総合株価指数:8280.36(前営業日比▲71.72)
ドイツ株式指数(DAX):20329.16(▲16.80)
10年物英国債利回り:4.323%(△0.053%)
10年物独国債利回り:2.122%(△0.001%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.6%
(前年比) 2.4% 2.6%
11月独消費者物価指数(CPI)改定値
(前月比) ▲0.2% ▲0.2%
(前年同月比) 2.2% 2.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は堅調。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.24%台まで上昇したことなどを手掛かりに全般ドル買いが先行。本日のNYオプションカット(日本時間24時)前後から対ユーロ中心にドル買いが強まった影響も受けて、1時過ぎには152.18円と11月27日以来の高値を付けた。市場では「一目均衡表雲の上限150.52円や転換線150.30円を上抜けたことで、テクニカル的な買いが入りやすい面もあった」との声が聞かれた。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時106.64まで上昇した。
・ユーロドルは軟調。明日11日の11月米消費者物価指数(CPI)や12日の11月米卸売物価指数(PPI)など、米物価指標の発表を控える中、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出た。NYオプションカット前後にユーロ売り・ドル買いのフローが観測されると一時1.0499ドルと日通し安値を更新した。「欧州経済の不透明感などを背景に欧州中央銀行(ECB)が来年にかけて利下げを続ける」との観測もユーロの重しとなったようだ。
・ユーロ円は159円台半ばから後半でのもみ合いが続いた。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。
・ロンドン株式相場は反落。前日の米国株や本日の香港株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが優勢となった。中東情勢の不透明感も相場の重し。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。前日の米国株や本日の香港株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが先行したものの、そのあとは新規材料難から徐々に値動きが細った。個別ではシーメンス・エナジー(4.36%安)やバイヤスドルフ(1.40%安)、ラインメタル(1.24%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落した。米債安につれた。
(中村)