欧州マーケットダイジェスト・4日 株高安まちまち・ドル失速
(4日終値:5日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=150.17円(4日15時時点比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.23円(△0.40円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0537ドル(△0.0022ドル)
FTSE100種総合株価指数:8335.81(前営業日比▲23.60)
ドイツ株式指数(DAX):20232.14(△215.39)
10年物英国債利回り:4.249%(△0.006%)
10年物独国債利回り:2.061%(△0.007%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
46.9 45.7
11月独サービス部門PMI改定値
49.3 49.4
11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
49.5 49.2
11月英サービス部門PMI改定値
50.8 50.0
10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.4% ▲0.6%
前年同月比 ▲3.2% ▲3.4%
ポーランド中銀、政策金利
5.75% 5.75%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。東京市場で伝わった「日銀が12月会合で利上げを見送る可能性」との報道を受けて欧州勢は買いで参入。米10年債利回りが上昇したことも買いを後押しする形で、22時前後に一時151.23円と本日高値を付けた。ただ、11月ADP全米雇用報告が予想をやや下回ると伸び悩み。比較的ハト派的な立場のムサレム米セントルイス連銀総裁が「金利引き下げのペースが鈍化もしくは停止する時期が近づいている可能性」と発言し、米10年債利回りが4.27%台まで上昇幅を拡大すると再び強含んだが、上値は限定的だった。11月米ISM非製造業景況指数が予想より弱い内容だったことが伝わると、米金利の一転低下とともに失速。一時150.00円付近まで売りに押された。
・ユーロドルは底堅い。米長期金利の上昇に伴う売りが散見されたうえ、NY時間に入るとセントルイス連銀総裁のタカ派発言を受けて昨日安値の1.0481ドルを下抜けて1.0473ドルまで値を下げた。ただ、売りも続かず、低調なISM非製造業景況指数をきっかけに一転上昇し、昨日高値の1.0535ドルを上抜けて1.0544ドルまで買い上げられた。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は議会証言で景気の先行き不透明感について指摘したほか、金利については「依然として景気抑制的な水準」「利下げを続けるが、ペースについて言及しない」と述べた。
・ポンドドルも底堅い動き。ベイリー英中銀(BOE)総裁が「来年4回の利下げを予想している」と発言したことで一時1.2630ドルまで下落する場面があったが、NYタイムに全般ドル安が進むと1.2721ドルまで切り返した。
・ユーロ円は強含み。日銀の早期利上げ観測後退を背景に欧州序盤から買いが強まり、一時158.66円まで上昇した。ドル円の失速につれて158円手前まで伸び悩む場面も見られたが、ユーロドルが買い戻されたため下値は堅かった。
・ロンドン株式相場は6営業日ぶりに反落。足元で相場上昇が続いていただけに利益確定売りが散見されたほか、外国為替市場でのポンド高も上値を抑えた。分野別では、ヘルスケアや公益事業関連の株が売られた。
・フランクフルト株式相場は5日続伸。市場では「節目の20000を明確に突破したことで投資家が一段と強気になっている」との指摘があるなか、この日も堅調に推移して史上最高値を更新した。個別では、ザランド(8.21%高)やSAP(3.76%高)の上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(越後)
ドル・円相場:1ドル=150.17円(4日15時時点比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=158.23円(△0.40円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0537ドル(△0.0022ドル)
FTSE100種総合株価指数:8335.81(前営業日比▲23.60)
ドイツ株式指数(DAX):20232.14(△215.39)
10年物英国債利回り:4.249%(△0.006%)
10年物独国債利回り:2.061%(△0.007%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
46.9 45.7
11月独サービス部門PMI改定値
49.3 49.4
11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値
49.5 49.2
11月英サービス部門PMI改定値
50.8 50.0
10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI)
前月比 0.4% ▲0.6%
前年同月比 ▲3.2% ▲3.4%
ポーランド中銀、政策金利
5.75% 5.75%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。東京市場で伝わった「日銀が12月会合で利上げを見送る可能性」との報道を受けて欧州勢は買いで参入。米10年債利回りが上昇したことも買いを後押しする形で、22時前後に一時151.23円と本日高値を付けた。ただ、11月ADP全米雇用報告が予想をやや下回ると伸び悩み。比較的ハト派的な立場のムサレム米セントルイス連銀総裁が「金利引き下げのペースが鈍化もしくは停止する時期が近づいている可能性」と発言し、米10年債利回りが4.27%台まで上昇幅を拡大すると再び強含んだが、上値は限定的だった。11月米ISM非製造業景況指数が予想より弱い内容だったことが伝わると、米金利の一転低下とともに失速。一時150.00円付近まで売りに押された。
・ユーロドルは底堅い。米長期金利の上昇に伴う売りが散見されたうえ、NY時間に入るとセントルイス連銀総裁のタカ派発言を受けて昨日安値の1.0481ドルを下抜けて1.0473ドルまで値を下げた。ただ、売りも続かず、低調なISM非製造業景況指数をきっかけに一転上昇し、昨日高値の1.0535ドルを上抜けて1.0544ドルまで買い上げられた。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は議会証言で景気の先行き不透明感について指摘したほか、金利については「依然として景気抑制的な水準」「利下げを続けるが、ペースについて言及しない」と述べた。
・ポンドドルも底堅い動き。ベイリー英中銀(BOE)総裁が「来年4回の利下げを予想している」と発言したことで一時1.2630ドルまで下落する場面があったが、NYタイムに全般ドル安が進むと1.2721ドルまで切り返した。
・ユーロ円は強含み。日銀の早期利上げ観測後退を背景に欧州序盤から買いが強まり、一時158.66円まで上昇した。ドル円の失速につれて158円手前まで伸び悩む場面も見られたが、ユーロドルが買い戻されたため下値は堅かった。
・ロンドン株式相場は6営業日ぶりに反落。足元で相場上昇が続いていただけに利益確定売りが散見されたほか、外国為替市場でのポンド高も上値を抑えた。分野別では、ヘルスケアや公益事業関連の株が売られた。
・フランクフルト株式相場は5日続伸。市場では「節目の20000を明確に突破したことで投資家が一段と強気になっている」との指摘があるなか、この日も堅調に推移して史上最高値を更新した。個別では、ザランド(8.21%高)やSAP(3.76%高)の上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(越後)