東京外国為替市場概況・17時 ポンド、弱含み

 13日午後の東京外国為替市場でポンドは弱含み。この日発表された英国の経済指標はさえない結果が目立ち、ポンド売り圧力を強めた。対ドルでは約2週間ぶりの安値となる1.2619ドル、対円でも192.86円まで下げ幅を広げた。ユーロポンドも0.8287ポンドまでユーロ高ポンド安が進行している。
 10月英・国内総生産(GDP、前月比)は-0.1%と予想+0.1%から下振れし、同じくプラス予想だった同月鉱工業生産や製造業生産指数もマイナスに沈んだ。

 ユーロドルは上値が重い。17時時点では1.0458ドルと15時時点(1.0465ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。軟調なポンドドルにつれ安となり1.0453ドルまで下値を広げた。もっとも、対ポンドでのユーロ買いも出ているなかでは、対ドルでの売りの勢いも強まりづらかった。

 ユーロ円は伸び悩み。17時時点では159.80円と15時時点(160.00円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。弱い英指標を受けて売られたポンド円に引きずられ、再び159.70円台まで上値を切り下げた。

 ドル円はもみ合い。17時時点では152.79円と15時時点(152.89円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。ポンド円の下げにつれて152.70円を割り込む場面もあったが、一巡後は152.80円付近を中心に方向感なく上下した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.46円 - 153.09円
ユーロドル:1.0453ドル - 1.0481ドル
ユーロ円:159.65円 - 160.25円


(小針)
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