東京マーケットダイジェスト・16日 ユーロ下値堅い・株上値重い

ドル円:1ドル=153.66円(前営業日NY終値比△0.01円)
ユーロ円:1ユーロ=161.63円(△0.26円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0519ドル(△0.0018ドル)
日経平均株価:39457.49円(前営業日比▲12.95円)
東証株価指数(TOPIX):2738.33(▲8.23)
債券先物3月物:142.32円(▲0.25円)
新発10年物国債利回り:1.065%(△0.030%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.38500%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
       <発表値>   <前回発表値>
10月機械受注(船舶・電力除く民需)
前月比     2.1%      ▲0.7%
前年同月比   5.6%      ▲4.8%
10月第三次産業活動指数
前月比     0.3%      ▲0.2%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。朝方に153.33円まで売りが先行したものの、日経平均株価が上昇したことで下げ渋り。東京仲値にかけて買いが観測されたほか、日銀の年内利上げ見送り観測が高まっていることも支えに一時153.97円まで切り返した。一方、節目の154円を前に買いが一服すると、株価の失速や時間外の米10年債利回りが低下したことが重しとなり153.50円台まで押し戻された。

・ユーロ円は底堅い。週明け早朝という商いの薄い時間帯に160.68円まで一時下落したものの、すぐに反発。その後は日銀の金利据え置き期待を背景に全般円安が進んだ流れに沿って161.99円まで値を上げた。その後はドル円が伸び悩んだため上値がやや重くなったが、下値は限られた。

・ユーロドルは強含み。先週末に米格付け会社ムーディーズがフランスの信用格付けを「Aa2」から「Aa3」に引き下げたことで1.0484ドルまでやや売りが先行した。ただ、一巡後はショートカバーが優勢となり1.0523ドルまで反発し先週末高値1.0524ドルに接近した。

・日経平均株価は続落。先週末の米半導体関連株が上昇したことが好感され、指数は一時100円超上昇した。ただ、ファーストリテイリングなど消費関連株を中心に売りが強まると下げに転じた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。前週末の米国債券相場が下落し、週明けの国内債も売りが先行。その後の戻りも鈍く、一時142.32円まで値を下げた。


(越後)
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