今日の株式見通し=堅調か ナスダックの高値更新や円安が追い風に

 東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は110ドル安の43717ドルで取引を終えた。FOMCでの利下げ期待が根強い中、アルファベットやアマゾンなど大型グロース株に買いが入った。ナスダックが1%を超える強い上昇となり、史上最高値を更新した。一方、ヘルスケア関連が弱く、ダウ平均は下落。終盤に崩れて8日続落となった。ドル円は足元154円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて165円高の39625円、ドル建てが285円高の39745円で取引を終えた。

 米国株は3指数の方向がそろわなかったが、弱かったダウ平均に関しては、構成銘柄であるユナイテッドヘルス・グループが大きく下げた影響も大きかった。ナスダックの高値更新を受けてハイテク株には買いが入ると見込まれる。ドル円は円安基調が続いており、日本株にはプラスの影響が及ぶと予想する。米国では本日からFOMCが開催される。重要イベントを前に上値追いには慎重になるとみるが、プラス圏で落ち着いた動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは39500円-39800円。

(小針)
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