今日の株式見通し=大幅安か 来年2回の利下げ見通しを受けてダウ平均は1123ドル安

 東京市場は大幅安か。米国株は下落。ダウ平均は1123ドル安の42326ドルで取引を終えた。FOMCでは政策金利が0.25%引き下げられた。こちらは大方の予想通り。一方、2025年の利下げ回数に関しては2回の見通しが示され、従来の4回から半減となった。この見通しを受けて、長期金利が大きく上昇。10年債利回りは4.5%台に乗せ、株は大きく売られる展開となった。ドル円は足元154円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて740円安の38460円、ドル建てが650円安の38550円で取引を終えた。

 ダウ平均の下げ幅は1000ドルを超え、ナスダックは3%を超える下落となった。日本株も大きく水準を切り下げることになるだろう。日銀政策決定会合では利上げ見送りが濃厚だが、その織り込みは進んでいる。米長期金利が上昇したことで円安(ドル高)が進むリスクが高まっていること、引け後の植田総裁会見を見極めたい状況であることなどから、結果発表が株安を止める材料にはなりづらい。年末株高への期待が大きく後退する中、安く始まった後は下値模索が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38000円-38700円。

(小針)
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