東京外国為替市場概況・8時 ドル円、下げ渋り

 19日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。8時時点では154.73円とニューヨーク市場の終値(154.80円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けたドル買いの余韻が残るなか、154.61円まで下押した後は154.83円まで上昇して前日高値154.87円に近付く場面が見られた。本日は日銀金融政策決定会合の結果公表やその後の植田日銀総裁会見に市場の関心が集まっている。

 ユーロ円は小動き。8時時点では160.13円とニューヨーク市場の終値(160.26円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に160円台前半での小動きとなっている。なお、昨日のCME日経平均先物は大証終値比740円安の38460円で引けている。

 ユーロドルは小動き。8時時点では1.0350ドルとニューヨーク市場の終値(1.0353ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。1.0349ドルまで下押すも、前日安値1.0344ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋り。前日安値付近での小動きとなった。

 NZドル円は下落。早朝に発表された7-9月期国内総生産(GDP)が前期比・前年比ともに予想を下回る弱い結果となった。これを受けてNZドル売りが強まると、NZドル円は86.92円まで、NZドル/ドルは0.5617ドルまで、それぞれ下落している。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.61円 - 154.83円
ユーロドル:1.0349ドル - 1.0358ドル
ユーロ円:160.13円 - 160.30円

(川畑)
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