東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質

 19日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では154.82円とニューヨーク市場の終値(154.80円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米国株が大きく下落し、本邦株安が警戒されると、9時前に154.44円まで下落。ただ、売り一巡後は一時700円超安まで下落した日経平均が300円超まで下げ幅を縮小したこともあり、154.89円まで上昇するなど、荒い値動きとなった。

 ユーロドルは買い戻し。10時時点では1.0373ドルとニューヨーク市場の終値(1.0353ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。1.0348ドルまで下押すも前日安値1.0344ドルが目先のサポートとして意識されると、昨日急落したこともあり買い戻しが優勢に。1.0380ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は切り返す。10時時点では160.60円とニューヨーク市場の終値(160.26円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。本邦株安への警戒感から159.86円まで売られるも、日経平均の下げ幅縮小やユーロドルの上昇もあり、160.76円まで上値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.44円 - 154.89円
ユーロドル:1.0348ドル - 1.0380ドル
ユーロ円:159.86円 - 160.76円

(川畑)
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