東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 20日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では157.04円と12時時点(156.97円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。午前中の加藤財務相に続き、午後は三村財務官から「為替の動向を憂慮、行き過ぎた動きには適切に対応」といった円安を牽制する発言が聞かれたものの、下値は156.84円までで底堅く推移した。
 本日のNYカットオプション157.00円のガンマ取引が値動きを抑制した。
 
 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0366ドルと12時時点(1.0363ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。材料難の中、1.0350ドルの本日のNYカットオプションの周辺での値動きに終始した。

 ユーロ円は底堅い。15時時点では162.79円と12時時点(162.68円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。一時162.53円まで下値を広げたものの、ドル円の反発に連れて163.00円前後まで買い戻された。

 豪ドル円は97.57円まで、ポンド円は195.79円まで下値を広げたものの、下値は限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.84円 - 157.93円
ユーロドル:1.0357ドル - 1.0369ドル
ユーロ円:162.53円 - 163.66円

(山下)
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