東京外国為替市場概況・12時 ドル円、弱含み

 20日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。12時時点では156.97円とニューヨーク市場の終値(157.44円)と比べて47銭程度のドル安水準だった。9時過ぎに157.93円と約5カ月ぶり高値を更新したこところで上昇一服。158円の大台乗せとならなかったことも持ち高調整を急がせた。加藤財務相の円安けん制発言も仲値後に徐々に意識されて円買い戻しが強まると、156.89円まで下落幅を広げた。

 ユーロ円も売り戻し優勢。12時時点では162.68円とニューヨーク市場の終値(163.14円)と比べて46銭程度のユーロ安水準だった。昨日は安値からだと4円近く上げ幅を広げる場面もあり、その反動も強かった。時間外の米株先物のマイナス推移も重しとなり、ドル円の下落に歩調を合わせて162.58円までユーロ安円高に振れた。
 ほか、豪ドル円が98円を割り込んで97.67円まで下落し、ポンド円も197.30円を戻りの高値に195.92円まで売られた。

 ユーロドルは12時時点では1.0363ドルとニューヨーク市場の終値(1.0363ドル)とほぼ同水準だった。朝方からの動意の鈍さが続いた。一方、ポンドドルは地合いの弱さが続き、昨日安値1.2495ドルを下抜けて1.2483ドルまで下げ幅を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.89円 - 157.93円
ユーロドル:1.0359ドル - 1.0369ドル
ユーロ円:162.58円 - 163.66円


(小針)
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