欧州マーケットダイジェスト・24日 株高・金利上昇・円安

(24日終値:25日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.30円(24日15時時点比△0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.33円(△0.18円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0388ドル(▲0.0009ドル)
FTSE100種総合株価指数:8136.99(前営業日比△34.27)
ドイツ株式指数(DAX):休場
10年物英国債利回り:4.575%(△0.029%)
10年物独国債利回り:休場

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。アジア時間に一時156.89円と日通し安値を付けたものの、欧米市場に入るとじり高の展開に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6250%前後と5月30日以来の高水準を付けると円売り・ドル買いが進行。1時30分前に一時157.38円付近まで値を上げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し高値157.39円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。
 なお、本日はクリスマス・イブでドイツやスイスなどが休場となったほか、米国では債券・株式・商品市場が短縮取引。市場参加者の多くが既にクリスマス休暇に入る中、商いは低調となった。

・ユーロドルはもみ合い。クリスマス休暇で市場参加者が激減する中、狭い範囲内での推移にとどまった。欧州時間の安値は1.0384ドル、高値は1.0410ドルで値幅は0.0026ドル程度だった。
 なお、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁は「データが予測と一致すれば利下げを継続できる」「予測の方向性はさらなる利下げを示唆している」などと述べたと伝わったが、相場の反応は限られた。

・ユーロ円は下値が堅かった。アジア時間に一時163.03円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。24時過ぎには一時163.63円と本日高値を付けた。ドル円と似た動きとなった。

・ロンドン株式相場は続伸。原油先物相場の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われた。HSBCやバークレイズなど金融株も値上がりした。ただ、市場参加者の多くが既にクリスマス休暇に入っているため商いは閑散だった。この日はクリスマス前日で短縮取引だった。

・フランクフルト株式相場はクリスマス・イブのため休場となった。

・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

(中村)
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