欧州マーケットダイジェスト・17日 株安・円高
(17日終値:18日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=153.27円(17日15時時点比▲0.86円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.92円(▲0.99円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0499ドル(▲0.0005ドル)
FTSE100種総合株価指数:8195.20(前営業日比▲66.85)
ドイツ株式指数(DAX):20246.37(▲67.44)
10年物英国債利回り:4.524%(△0.082%)
10年物独国債利回り:2.230%(▲0.017%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月英雇用統計
失業率 4.6% 4.6%・改
失業保険申請件数
0.03万件 ▲1.09万件・改
8-10月英失業率
(ILO方式) 4.3% 4.3%
12月独Ifo企業景況感指数
84.7 85.6
12月独ZEW景況感指数
15.7 7.4
12月ユーロ圏ZEW景況感指数
17.0 12.5
10月ユーロ圏貿易収支
(季調済) 61億ユーロの黒字 126億ユーロの黒字・改
(季調前) 68億ユーロの黒字 125億ユーロの黒字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。明日18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や19日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、ポジション調整目的の売りが出た。NYの取引時間帯に入ると、11月米小売売上高は前月比0.7%増と予想の0.5%増を上回ったものの、自動車を除く数値が前月比0.2%増と予想の0.4%増を下回ったことが分かり全般ドル売りが先行した。11月米鉱工業生産が前月比0.1%低下と予想の0.3%上昇に反して低下したこともドル売りを促した。一時は4.4383%前後と11月18日以来の高水準を付けた米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、前日の安値153.33円を下抜けて153.25円まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは下げ渋り。東京時間からの弱い地合いが続く中、12月独Ifo企業景況感指数が84.7と予想の85.6を下回ったことが伝わるとユーロ売りが加速。19時30分前に一時1.0479ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値1.0475ドルがサポートとして意識されると徐々に下値を切り上げた。低調な米経済指標や米長期金利の低下を受けたユーロ買い・ドル売りが入ると、2時過ぎには1.0516ドル付近まで持ち直した。
・ユーロ円は頭が重かった。東京市場では一時162.48円と11月22日以来の高値を付けたものの、海外市場に入ると一転下落した。欧州市場では低調な独経済指標を受けて全般ユーロ売りが出たほか、NY市場ではドル円の下落につれた売りが出て一時160.89円と日通し安値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。明日18日のFOMCの結果を見極めたいとの雰囲気から持ち高を調整する売りが優勢となった。英中銀(BOE)が今回は利下げを見送るとの観測も相場の重し。BPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、バークレイズなど金融株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は3日続落。明日18日のFOMC結果公表を前に、ポジション調整目的の売りが出た。12月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことも投資家心理を冷やした。個別ではブレンターク(3.80%安)やエーオン(3.21%安)、ザルトリウス(2.90%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=153.27円(17日15時時点比▲0.86円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.92円(▲0.99円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0499ドル(▲0.0005ドル)
FTSE100種総合株価指数:8195.20(前営業日比▲66.85)
ドイツ株式指数(DAX):20246.37(▲67.44)
10年物英国債利回り:4.524%(△0.082%)
10年物独国債利回り:2.230%(▲0.017%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月英雇用統計
失業率 4.6% 4.6%・改
失業保険申請件数
0.03万件 ▲1.09万件・改
8-10月英失業率
(ILO方式) 4.3% 4.3%
12月独Ifo企業景況感指数
84.7 85.6
12月独ZEW景況感指数
15.7 7.4
12月ユーロ圏ZEW景況感指数
17.0 12.5
10月ユーロ圏貿易収支
(季調済) 61億ユーロの黒字 126億ユーロの黒字・改
(季調前) 68億ユーロの黒字 125億ユーロの黒字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は軟調。明日18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や19日の日銀金融政策決定会合の結果公表を前に、ポジション調整目的の売りが出た。NYの取引時間帯に入ると、11月米小売売上高は前月比0.7%増と予想の0.5%増を上回ったものの、自動車を除く数値が前月比0.2%増と予想の0.4%増を下回ったことが分かり全般ドル売りが先行した。11月米鉱工業生産が前月比0.1%低下と予想の0.3%上昇に反して低下したこともドル売りを促した。一時は4.4383%前後と11月18日以来の高水準を付けた米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重しとなり、前日の安値153.33円を下抜けて153.25円まで下げ幅を広げた。
・ユーロドルは下げ渋り。東京時間からの弱い地合いが続く中、12月独Ifo企業景況感指数が84.7と予想の85.6を下回ったことが伝わるとユーロ売りが加速。19時30分前に一時1.0479ドルと日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値1.0475ドルがサポートとして意識されると徐々に下値を切り上げた。低調な米経済指標や米長期金利の低下を受けたユーロ買い・ドル売りが入ると、2時過ぎには1.0516ドル付近まで持ち直した。
・ユーロ円は頭が重かった。東京市場では一時162.48円と11月22日以来の高値を付けたものの、海外市場に入ると一転下落した。欧州市場では低調な独経済指標を受けて全般ユーロ売りが出たほか、NY市場ではドル円の下落につれた売りが出て一時160.89円と日通し安値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日続落。明日18日のFOMCの結果を見極めたいとの雰囲気から持ち高を調整する売りが優勢となった。英中銀(BOE)が今回は利下げを見送るとの観測も相場の重し。BPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、バークレイズなど金融株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は3日続落。明日18日のFOMC結果公表を前に、ポジション調整目的の売りが出た。12月独Ifo企業景況感指数が予想を下回ったことも投資家心理を冷やした。個別ではブレンターク(3.80%安)やエーオン(3.21%安)、ザルトリウス(2.90%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)