欧州マーケットダイジェスト・13日 株小幅安・金利上昇・円安
(13日終値:14日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=153.69円(13日15時時点比△0.80円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.31円(△1.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0496ドル(△0.0031ドル)
FTSE100種総合株価指数:8300.33(前営業日比▲11.43)
ドイツ株式指数(DAX):20405.92(▲20.35)
10年物英国債利回り:4.412%(△0.050%)
10年物独国債利回り:2.257%(△0.052%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月独貿易収支
134億ユーロの黒字 169億ユーロの黒字・改
11月独卸売物価指数(WPI)
(前月比) 0.0% 0.4%
10月英国内総生産(GDP)
(前月比) ▲0.1% ▲0.1%
10月英鉱工業生産
(前月比) ▲0.6% ▲0.5%
(前年同月比) ▲0.7% ▲1.8%
10月英製造業生産指数
(前月比) ▲0.6% ▲1.0%
10月英商品貿易収支
189.69億ポンドの赤字 163.21億ポンドの赤字
10月英貿易収支
37.18億ポンドの赤字 34.62億ポンドの赤字
11月仏消費者物価指数(CPI)改定値
(前月比) ▲0.1% ▲0.1%
(前年同月比) 1.3% 1.3%
10月ユーロ圏鉱工業生産
(前月比) 0.0% ▲1.5%・改
(前年比) ▲1.2% ▲2.2%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円はしっかり。「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合で、不透明感が強まる世界経済やトランプ次期政権の政策を見極めるため、追加利上げを見送る」との観測が再燃する中、全般円売りが優勢となった。一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げ実施がほぼ織り込まれている。今後の米利下げペースが緩やかになるとの見方から米長期金利が上昇基調を強めると、ドル買いも優勢となった。2時30分過ぎには一時153.80円と11月26日以来の高値を更新した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3947%前後と11月22日以来の高水準を付けた。
・ユーロドルは伸び悩み。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に足もとで相場下落が続いていただけに、週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行。ユーロ円やユーロポンドの上昇につれた買いも入った。独長期金利の上昇に伴うユーロ買いも相場の支援材料となり、22時過ぎに一時1.0524ドルと日通し高値を付けた。
ただ、前日の高値1.0531ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出ると、一時1.0482ドル付近まで下押しした。
・ポンドは軟調だった。対ドルでは一時1.2609ドル、対ユーロでは0.8318ポンドまで下落した。10月の英国内総生産(GDP)や英鉱工業生産、英貿易収支など、この日発表の英経済指標が軒並み予想を下回ったことで、英経済の先行き不透明感が高まった。
・ユーロ円は上昇。日銀の年内利上げ観測後退を受けた円売りが優勢となり、22時過ぎに一時161.56円と11月26日以来の高値を付けた。ユーロドルの失速につれた売りが出ると160.97円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的。2時前には161.50円付近まで再び強含んだ。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに小反落。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落が相場の重しとなり、終盤弱含んだ。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反落。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。ただ、押し目を拾いたい向きは多く下値は限定的だった。個別ではボノビア(2.48%安)やRWE(2.07%安)、バイエル(2.06%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=153.69円(13日15時時点比△0.80円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.31円(△1.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0496ドル(△0.0031ドル)
FTSE100種総合株価指数:8300.33(前営業日比▲11.43)
ドイツ株式指数(DAX):20405.92(▲20.35)
10年物英国債利回り:4.412%(△0.050%)
10年物独国債利回り:2.257%(△0.052%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月独貿易収支
134億ユーロの黒字 169億ユーロの黒字・改
11月独卸売物価指数(WPI)
(前月比) 0.0% 0.4%
10月英国内総生産(GDP)
(前月比) ▲0.1% ▲0.1%
10月英鉱工業生産
(前月比) ▲0.6% ▲0.5%
(前年同月比) ▲0.7% ▲1.8%
10月英製造業生産指数
(前月比) ▲0.6% ▲1.0%
10月英商品貿易収支
189.69億ポンドの赤字 163.21億ポンドの赤字
10月英貿易収支
37.18億ポンドの赤字 34.62億ポンドの赤字
11月仏消費者物価指数(CPI)改定値
(前月比) ▲0.1% ▲0.1%
(前年同月比) 1.3% 1.3%
10月ユーロ圏鉱工業生産
(前月比) 0.0% ▲1.5%・改
(前年比) ▲1.2% ▲2.2%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円はしっかり。「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合で、不透明感が強まる世界経済やトランプ次期政権の政策を見極めるため、追加利上げを見送る」との観測が再燃する中、全般円売りが優勢となった。一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げ実施がほぼ織り込まれている。今後の米利下げペースが緩やかになるとの見方から米長期金利が上昇基調を強めると、ドル買いも優勢となった。2時30分過ぎには一時153.80円と11月26日以来の高値を更新した。
なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.3947%前後と11月22日以来の高水準を付けた。
・ユーロドルは伸び悩み。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を背景に足もとで相場下落が続いていただけに、週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行。ユーロ円やユーロポンドの上昇につれた買いも入った。独長期金利の上昇に伴うユーロ買いも相場の支援材料となり、22時過ぎに一時1.0524ドルと日通し高値を付けた。
ただ、前日の高値1.0531ドルが目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いも出ると、一時1.0482ドル付近まで下押しした。
・ポンドは軟調だった。対ドルでは一時1.2609ドル、対ユーロでは0.8318ポンドまで下落した。10月の英国内総生産(GDP)や英鉱工業生産、英貿易収支など、この日発表の英経済指標が軒並み予想を下回ったことで、英経済の先行き不透明感が高まった。
・ユーロ円は上昇。日銀の年内利上げ観測後退を受けた円売りが優勢となり、22時過ぎに一時161.56円と11月26日以来の高値を付けた。ユーロドルの失速につれた売りが出ると160.97円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的。2時前には161.50円付近まで再び強含んだ。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに小反落。前日の米国株や本日のアジア株相場の下落が相場の重しとなり、終盤弱含んだ。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反落。前日に史上最高値を更新したあとだけに利益確定目的の売りが出た。ただ、押し目を拾いたい向きは多く下値は限定的だった。個別ではボノビア(2.48%安)やRWE(2.07%安)、バイエル(2.06%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債安につれた。
(中村)