欧州マーケットダイジェスト・16日 株安・円安
(16日終値:17日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=154.14円(16日15時時点比△0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.02円(△0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0511ドル(▲0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:8262.05(前営業日比▲38.28)
ドイツ株式指数(DAX):20313.81(▲92.11)
10年物英国債利回り:4.442%(△0.030%)
10年物独国債利回り:2.247%(▲0.010%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月スイス生産者輸入価格
(前月比) ▲0.6% ▲0.3%
12月仏製造業PMI速報値
41.9 43.1
12月仏サービス部門PMI速報値
48.2 46.9
12月独製造業PMI速報値
42.5 43.0
12月独サービス部門PMI速報値
51.0 49.3
12月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.2 45.2
12月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
51.4 49.5
12月英製造業PMI速報値
47.3 48.0
12月英サービス部門PMI速報値
51.4 50.8
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円はしっかり。18-19日の日銀金融政策決定会合を前に、「日銀は追加利上げを見送る」との観測が高まり円売り・ドル買いを促した。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時154.48円と11月26日以来の高値を更新した。12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数や米製造業PMI速報値は予想を下回った一方、米サービス部門PMI速報値は予想を上回り、3年2カ月ぶりの高水準を記録。米金利の上昇とともにドル買いを誘った。
・ユーロドルは下値が堅かった。ドイツやユーロ圏の12月サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことでユーロ買い・ドル売りが先行。17時30分過ぎに一時1.0524ドルと前週末の高値に面合わせした。ただ、米長期金利が上昇に転じるとユーロ売り・ドル買いがじわりと強まり、24時前に一時1.0475ドルと日通し安値を更新した。
もっとも、前週末の安値1.0453ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時30分前には1.0521ドル付近まで持ち直した。
なお、独連邦議会ではこの日、ショルツ首相の「不信任」が決まり、大統領が近く連邦議会を解散して、来年2月23日に議会選挙が行われることが決まった。ただ、事前に想定されていた内容だったことから相場の反応は限られた。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時161.17円付近まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時前には一時162.21円と11月22日以来の高値を付けた。日銀の早期利上げ観測が後退する中、円売り・ユーロ買いが出やすい地合いとなった。
・ロンドン株式相場は続落。12月英製造業PMI速報値が予想を下回ったことなどが相場の重しとなった。なお、サービス部門PMI速報値は予想を若干上回った。原油先物価格の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は続落。12月独製造業PMI速報値が予想を下回ったことなどが相場の重しとなった。個別ではボノビア(4.12%安)やメルセデス・ベンツグループ(3.86%安)、BMW(3.17%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=154.14円(16日15時時点比△0.48円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.02円(△0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0511ドル(▲0.0008ドル)
FTSE100種総合株価指数:8262.05(前営業日比▲38.28)
ドイツ株式指数(DAX):20313.81(▲92.11)
10年物英国債利回り:4.442%(△0.030%)
10年物独国債利回り:2.247%(▲0.010%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月スイス生産者輸入価格
(前月比) ▲0.6% ▲0.3%
12月仏製造業PMI速報値
41.9 43.1
12月仏サービス部門PMI速報値
48.2 46.9
12月独製造業PMI速報値
42.5 43.0
12月独サービス部門PMI速報値
51.0 49.3
12月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.2 45.2
12月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
51.4 49.5
12月英製造業PMI速報値
47.3 48.0
12月英サービス部門PMI速報値
51.4 50.8
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円はしっかり。18-19日の日銀金融政策決定会合を前に、「日銀は追加利上げを見送る」との観測が高まり円売り・ドル買いを促した。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、一時154.48円と11月26日以来の高値を更新した。12月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数や米製造業PMI速報値は予想を下回った一方、米サービス部門PMI速報値は予想を上回り、3年2カ月ぶりの高水準を記録。米金利の上昇とともにドル買いを誘った。
・ユーロドルは下値が堅かった。ドイツやユーロ圏の12月サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことでユーロ買い・ドル売りが先行。17時30分過ぎに一時1.0524ドルと前週末の高値に面合わせした。ただ、米長期金利が上昇に転じるとユーロ売り・ドル買いがじわりと強まり、24時前に一時1.0475ドルと日通し安値を更新した。
もっとも、前週末の安値1.0453ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。2時30分前には1.0521ドル付近まで持ち直した。
なお、独連邦議会ではこの日、ショルツ首相の「不信任」が決まり、大統領が近く連邦議会を解散して、来年2月23日に議会選挙が行われることが決まった。ただ、事前に想定されていた内容だったことから相場の反応は限られた。
・ユーロ円は底堅い動き。日本時間夕刻に一時161.17円付近まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時前には一時162.21円と11月22日以来の高値を付けた。日銀の早期利上げ観測が後退する中、円売り・ユーロ買いが出やすい地合いとなった。
・ロンドン株式相場は続落。12月英製造業PMI速報値が予想を下回ったことなどが相場の重しとなった。なお、サービス部門PMI速報値は予想を若干上回った。原油先物価格の下落を背景にBPやシェルなどエネルギー株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。
・フランクフルト株式相場は続落。12月独製造業PMI速報値が予想を下回ったことなどが相場の重しとなった。個別ではボノビア(4.12%安)やメルセデス・ベンツグループ(3.86%安)、BMW(3.17%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)