NYマーケットダイジェスト・24日 株高・円小動き

(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.19円(前営業日比△0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.36円(▲0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0399ドル(▲0.0006ドル)
ダウ工業株30種平均:43297.03ドル(△390.08ドル)
ナスダック総合株価指数:20031.13(△266.25)
10年物米国債利回り:4.58%(▲0.01%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.10ドル(△0.86ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2635.5ドル(△7.3ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
12月米リッチモンド連銀製造業景気指数
        ▲10       ▲14

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続伸。米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6250%前後と5月30日以来の高水準を付けると円売り・ドル買いが先行。1時30分前に一時157.38円付近まで値を上げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し高値157.39円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。
 なお、本日はクリスマスの前日で米債券・株式・商品市場が短縮取引。市場参加者の多くが既にクリスマス休暇に入る中、商いは低調となった。

・ユーロドルは続落。ただ、クリスマス休暇で市場参加者が激減する中、狭い範囲内での推移にとどまった。今日の安値は1.0384ドル、高値は1.0410ドルで値幅は0.0026ドル程度だった。

・ユーロ円は反落したものの、下値は堅かった。アジア時間に一時163.03円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、24時過ぎには163.63円と本日高値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸。新規材料に乏しい中、ハイテク株や景気敏感株が買われ、相場の押し上げ要因となった。市場では「短期的な相場の過熱感が薄れたとの見方から、買いが入りやすかった」との声が聞かれた。なお、この日はクリスマスの前日で短縮取引だった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは小反発。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍るとの見方が根強い中、売りが先行。利回りは一時4.6250%前後と5月30日以来の高水準を付けた。ただ、5年債入札が需要の強さを示す内容だったことを受けて次第に買いが入ると持ち直した。
 なお、本日はクリスマスの前日で短縮取引だった。

・原油先物相場は反発。中国の新たな景気刺激策を巡る期待が相場を下支えした。ただ、クリスマス休暇に入った参加者も多く、この日の商いは低調だった。

・金先物相場は反発。多くの市場参加者がすでにクリスマス休暇に入っていることから商いは低調。米長期金利が上昇幅を縮小した場面で金利が付かない資産である金に買いが入り、プラス圏を回復して引けた。

(中村)
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