東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では157.76円と12時時点(157.60円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。加藤財務相からの円安けん制発言を受けて上値の重いムードの中でも、下押しは157.55円付近までに留まった。午前の安値157.51円が目先のサポートとして意識されると、その後は157.70円台まで買い戻された。

 ユーロ円は持ち直し。15時時点では164.27円と12時時点(164.11円)と比べて16銭程度のユーロ高水準だった。14時過ぎに164.06円付近まで下押すも、午前に付けた安値が目先のサポートとして意識されると、ドル円が買い戻されたこともあり164.20円台までやや持ち直した。なお、日経平均は4万円の大台に乗せた後も上値を伸ばしたが、ユーロ円の反応は薄かった。

 ユーロドルは様子見。15時時点では1.0409ドルと12時時点(1.0409ドル)とほぼ同水準だった。12時過ぎに1.0407ドルまで下押すも節目の1.04ドルを割るには至らず、その後は1.0410ドルを挟んで動意の薄い展開となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.51円 - 157.99円
ユーロドル:1.0407ドル - 1.0424ドル
ユーロ円:164.04円 - 164.66円



(川畑)
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