NY為替見通し=基本的に様子見、米株にらみつつスポット応当日の関連フローには注意

 NYタイムの為替相場は明確な方向感が出にくいか。取引の薄いなか荒めに上下することはあっても、しっかりしたトレンドを示しにくいとみる。

 ドル円は昨日海外市場での下落幅を取り戻す動きや、足もとの戻り幅を縮小する動きに終始しやすいだろう。11月米卸売在庫の発表が予定されているものの、重要な経済指標ともいえず、当局者発言も予定されていない。

 ただ、月末そして年末のスポット応当日であるため、薄商いのなか関連フローに振らされる展開には注意したい。慌てて取引すると売り買いどちらサイドでも不利なポジションを作ってしまったり、手仕舞いをしてしまったりすることになりかねない。

 サンタクロース・ラリーで株価が底堅く推移する期待もある年末・年始にかけた米株の動向をにらみつつも、基本的には様子見姿勢で臨むべきだろう。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、7月16日高値158.86円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、24日安値156.89円。

(関口)
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