欧州マーケットダイジェスト・27日 株高・金利上昇・ユーロ伸び悩み
(27日終値:28日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.82円(27日15時時点比△0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.53円(△0.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0421ドル(△0.0012ドル)
FTSE100種総合株価指数:8149.78(前営業日比△12.79)
ドイツ株式指数(DAX):19984.32(△135.55)
10年物英国債利回り:4.633%(△0.058%)
10年物独国債利回り:2.396%(△0.073%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いていたが、米株式市場でダウ平均が一時560ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比350円安の3万9880円まで下げるとリスク・オフの円買いが優勢に。アジア時間に付けた157.51円を下抜けて一時157.35円まで値を下げた。
ただ、前日の安値157.08円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となり、157.85円付近まですぐに持ち直した。連休明けの欧州市場は本日から通常取引となったものの、依然として休暇中の市場参加者は多く流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあった。
・ユーロドルは伸び悩み。独長期金利の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0444ドルと日通し高値を付けたものの、新規材料に乏しい中、積極的に上値を追う展開にはならなかった。
NYの取引時間帯に入ると、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て一時1.0415ドル付近まで下押ししている。市場参加者が少ない中、狭い範囲内での推移にとどまった。今日の安値はアジア時間に付けた1.0405ドルでこれまでの値幅は0.0039ドル程度だった。
・ユーロ円は23時過ぎに一時164.83円と11月15日以来の高値を付けたものの、1時30分前には164.18円付近まで押し戻された。ユーロドルの伸び悩みにつれたほか、日米株価指数の下落が相場の重しとなった。
・ロンドン株式相場は3日続伸。米国株相場の下落を受けて売りが出たものの、終盤買いが優勢になると上げに転じた。原油先物価格の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は8日ぶりに反発。前営業日である23日まで7日続落したあとだけに短期的な戻りを期待した買いが優勢となった。個別ではポルシェ・オートモービル・ホールディング(2.59%高)やブレンターク(2.26%高)、バイエル(2.08%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。シュタインマイヤー独大統領はこの日、議会を解散し来年2月23日に総選挙を行うと正式に表明。独政治の先行き不透明感から独国債に売りが出た。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.82円(27日15時時点比△0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=164.53円(△0.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0421ドル(△0.0012ドル)
FTSE100種総合株価指数:8149.78(前営業日比△12.79)
ドイツ株式指数(DAX):19984.32(△135.55)
10年物英国債利回り:4.633%(△0.058%)
10年物独国債利回り:2.396%(△0.073%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。しばらくは157円台後半でのもみ合いが続いていたが、米株式市場でダウ平均が一時560ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比350円安の3万9880円まで下げるとリスク・オフの円買いが優勢に。アジア時間に付けた157.51円を下抜けて一時157.35円まで値を下げた。
ただ、前日の安値157.08円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となり、157.85円付近まですぐに持ち直した。連休明けの欧州市場は本日から通常取引となったものの、依然として休暇中の市場参加者は多く流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあった。
・ユーロドルは伸び悩み。独長期金利の上昇に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0444ドルと日通し高値を付けたものの、新規材料に乏しい中、積極的に上値を追う展開にはならなかった。
NYの取引時間帯に入ると、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て一時1.0415ドル付近まで下押ししている。市場参加者が少ない中、狭い範囲内での推移にとどまった。今日の安値はアジア時間に付けた1.0405ドルでこれまでの値幅は0.0039ドル程度だった。
・ユーロ円は23時過ぎに一時164.83円と11月15日以来の高値を付けたものの、1時30分前には164.18円付近まで押し戻された。ユーロドルの伸び悩みにつれたほか、日米株価指数の下落が相場の重しとなった。
・ロンドン株式相場は3日続伸。米国株相場の下落を受けて売りが出たものの、終盤買いが優勢になると上げに転じた。原油先物価格の上昇を背景にBPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は8日ぶりに反発。前営業日である23日まで7日続落したあとだけに短期的な戻りを期待した買いが優勢となった。個別ではポルシェ・オートモービル・ホールディング(2.59%高)やブレンターク(2.26%高)、バイエル(2.08%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。シュタインマイヤー独大統領はこの日、議会を解散し来年2月23日に総選挙を行うと正式に表明。独政治の先行き不透明感から独国債に売りが出た。
(中村)