ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 6日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では157.27円と22時時点(156.78円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。「トランプ次期大統領は重要な輸入品のみに一律の関税導入を検討」とのワシントン・ポスト紙の報道をきっかけに全般ドル売りが先行。22時30分前に一時156.24円と日通し安値を付けた。
 ただ、トランプ氏が「ワシントン・ポスト紙の記事は正確ではない」「自分の関税政策を後退させることはしない」と発言すると一転ドルを買い戻す動きが優勢となった。23時30分過ぎには157.42円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0392ドルと22時時点(1.0411ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。ワシントン・ポスト紙の報道をきっかけにドル売りが先行すると一時1.0437ドルと日通し高値を付けたものの、トランプ氏が当該記事を否定すると一転ドル買いが強まった。23時30分前には1.0355ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では163.46円と22時時点(163.22円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.24円 - 157.96円
ユーロドル:1.0295ドル - 1.0437ドル
ユーロ円:161.42円 - 164.02円


(中村)
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