ニューヨーク外国為替市場概況・31日 ドル円、3日ぶり反発
31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は157.20円と前営業日NY終値(156.84円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。欧州市場序盤には一時本日安値となる156.02円まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、底堅く推移した。
米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.58%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると、一時157.55円と日通し高値を更新した。
なお、本日は大晦日でドイツやスイスなどが休場となったほか、米国では債券市場が短縮取引となった。年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面があった。
ユーロドルは続落。終値は1.0354ドルと前営業日NY終値(1.0407ドル)と比べて0.0053ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0344ドルまで下落し、20日の安値1.0343ドルに迫った。年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いも出たようだ。
なお、市場では「11月22日に付けた2022年11月以来約2年ぶりの安値1.0335ドルが重要なサポートとして意識されている」との指摘があった。
ユーロ円は3日続落。終値は162.78円と前営業日NY終値(163.26円)と比べて48銭程度のユーロ安水準。ただ、NY市場に限れば163.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。市場参加者が少なく商いが低調だったため、大きな方向感が出にくい面もあった。
本日の参考レンジ
ドル円:156.02円 - 157.55円
ユーロドル:1.0344ドル - 1.0424ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.44円
(中村)
米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.58%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると、一時157.55円と日通し高値を更新した。
なお、本日は大晦日でドイツやスイスなどが休場となったほか、米国では債券市場が短縮取引となった。年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面があった。
ユーロドルは続落。終値は1.0354ドルと前営業日NY終値(1.0407ドル)と比べて0.0053ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0344ドルまで下落し、20日の安値1.0343ドルに迫った。年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いも出たようだ。
なお、市場では「11月22日に付けた2022年11月以来約2年ぶりの安値1.0335ドルが重要なサポートとして意識されている」との指摘があった。
ユーロ円は3日続落。終値は162.78円と前営業日NY終値(163.26円)と比べて48銭程度のユーロ安水準。ただ、NY市場に限れば163.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。市場参加者が少なく商いが低調だったため、大きな方向感が出にくい面もあった。
本日の参考レンジ
ドル円:156.02円 - 157.55円
ユーロドル:1.0344ドル - 1.0424ドル
ユーロ円:162.46円 - 163.44円
(中村)