東京外国為替市場概況・17時 ユーロドル、じり安

 8日午後の東京外国為替市場でユーロドルはじり安。17時時点では1.0332ドルと15時時点(1.0355ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。前月比でプラス予想だった11月独小売売上高が-0.6%となったほか、11月の製造業新規受注も弱い結果だったこともあり上値が徐々に重くなった。17時前には1.0328ドルまで下値を広げた。なお、独長期金利は昨年7月以来の水準まで上昇しているが、ユーロへの影響は限定的。

 ドル円はもみ合い。17時時点では158.11円と15時時点(158.17円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。特段円買いを促すようなニュースはないが、東京午後からの円の買い戻しが継続し157.93円前後までドル安・円高が進んだ。もっとも、欧州通貨に対してドル買いが進んでいることが支えになると、下押しも限られ158円を挟んだもみ合いになっている。

 ユーロ円は弱含み。17時時点では163.36円と15時時点(163.78円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。さえないドイツの経済指標の発表以来ユーロ円は売りに押され、17時前には163.29円まで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.91円 - 158.27円
ユーロドル:1.0328ドル - 1.0358ドル
ユーロ円:163.29円 - 163.81円


(松井)
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