東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 10日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では158.26円とニューヨーク市場の終値(158.14円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。10時台に158円割れの底堅さを確認すると下値を切り上げる展開に。日経平均が下落幅を縮小して前引けしたことや米10年債利回りの低下一服も支えとなり、158.28円まで本日レンジの上限を広げている。

 ユーロ円は強含み。12時時点では163.04円とニューヨーク市場の終値(162.87円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。日経平均が下げ渋り、リスク回避ムードの後退とともに昨日からの買戻しが優勢となった。163円台回復にも成功し、163.06円までユーロ高・円安に傾いた。

 ユーロドルはもみ合い。12時時点では1.0301ドルとニューヨーク市場の終値(1.0300ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。1.03ドルを挟み小幅な上下が続いている。昨日は1日通して狭いレンジで終えており、本日も動意は高まっていない。
 また昨日の欧州前半に激しく動いたポンドドルも、本日ここまで1.2294ドル-1.2312ドルのレンジと様子見ムードが広がっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.94円 - 158.28円
ユーロドル:1.0292ドル - 1.0304ドル
ユーロ円:162.62円 - 163.06円


(小針)
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