東京外国為替市場概況・8時 ユーロドル、買い先行

 14日の東京外国為替市場でユーロドルは買いが先行。8時時点では1.0260ドルとニューヨーク市場の終値(1.0245ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。前日の引けにかけて強まった買い戻しの流れが続いており、一時1.0273ドルまで上昇。昨日高値の1.0250ドルを上抜けた。なお、昨日の引け前には「トランプ氏は漸進的な関税引き上げ案をまだ検討も承認もしていない」との報道が伝わっており、トランプ次期米政権の関税政策を巡る思惑がドル売りを誘っているようだ。

 ドル円は弱含み。8時時点では157.28円とニューヨーク市場の終値(157.48円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。全般にドル売りが進んだ流れに沿って一時157.20円まで値を下げた。また、本日は10時30分に氷見野日銀副総裁の講演が予定されており、日銀の早期利上げ観測を巡る思惑で動意づく可能性にも警戒しておきたい。

 ユーロ円は8時時点では161.46円とニューヨーク市場の終値(161.32円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて161.68円まで上昇する場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.20円 - 157.52円
ユーロドル:1.0240ドル - 1.0273ドル
ユーロ円:161.26円 - 161.68円

(岩間)
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