東京外国為替市場概況・12時 ドル円、荒い値動き
14日の東京外国為替市場でドル円は荒い値動き。12時時点では157.68円とニューヨーク市場の終値(157.48円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。10時半頃に氷見野・日銀副総裁の講演内容が伝わると、157.20円割れまで売られたところから158.02円まで急ピッチで買い戻された。もっとも158円台の滞空時間は短く、一時850円超まで下げ幅を拡大した日経平均を眺めて157.40円台まで上値を切り下げるなど乱高下した。
氷見野副総裁は来週の日銀会合について、「経済・物価見通しを基礎に利上げを行うかどうか議論し判断」と発言。そのうえで、「物価、経済のメカニズムも含め概ね見通しに沿って進んでいる」「見通しが実現していくとすれば、今後も金融緩和の度合いを調整」との見解を示した。
ユーロ円は神経質な動き。12時時点では161.54円とニューヨーク市場の終値(161.32円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に日銀副総裁の発言を受けて上下に振れた。161.11円まで売られたところから、数分後には161.87円まで切り返した。もっとも162円を前に伸び悩むと、軟調な日本株が重しとなり161.30円割れまで下落する場面もあった。
ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0244ドルとニューヨーク市場の終値(1.0245ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。朝方に上昇した後の売り戻しで1.0239ドルまで下押した。ポンドドルも1.2250ドルを頭に1.22ドル割れまで水準を下げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.12円 - 158.02円
ユーロドル:1.0239ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:161.11円 - 161.87円
(小針)
氷見野副総裁は来週の日銀会合について、「経済・物価見通しを基礎に利上げを行うかどうか議論し判断」と発言。そのうえで、「物価、経済のメカニズムも含め概ね見通しに沿って進んでいる」「見通しが実現していくとすれば、今後も金融緩和の度合いを調整」との見解を示した。
ユーロ円は神経質な動き。12時時点では161.54円とニューヨーク市場の終値(161.32円)と比べて22銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に日銀副総裁の発言を受けて上下に振れた。161.11円まで売られたところから、数分後には161.87円まで切り返した。もっとも162円を前に伸び悩むと、軟調な日本株が重しとなり161.30円割れまで下落する場面もあった。
ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0244ドルとニューヨーク市場の終値(1.0245ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。朝方に上昇した後の売り戻しで1.0239ドルまで下押した。ポンドドルも1.2250ドルを頭に1.22ドル割れまで水準を下げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.12円 - 158.02円
ユーロドル:1.0239ドル - 1.0278ドル
ユーロ円:161.11円 - 161.87円
(小針)