東京マーケットダイジェスト・16日 円不安定・株方向感ない

ドル円:1ドル=156.11円(前営業日NY終値比▲0.36円)
ユーロ円:1ユーロ=160.52円(▲0.47円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0282ドル(▲0.0007ドル)
日経平均株価:38572.60円(前営業日比△128.02円)
東証株価指数(TOPIX):2688.31(▲2.50)
債券先物3月物:141.06円(△0.47円)
新発10年物国債利回り:1.200%(▲0.050%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
      <発表値>  <前回発表値>
12月企業物価指数
前月比    0.3%     0.3%
前年同月比  3.8%     3.8%・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は不安定な動き。次期米財務長官の指名が予定されているベッセント氏が「ドルが世界の準備通貨であり続けるようにする必要がある」と発言したことを受けて買いが先行し、一時156.52円まで上げたが、上値は限られた。「日銀は来週の会合で米新政権の影響が限定的なら利上げの公算大」との一部報道が伝わると一転して売りが優勢となり、目先のストップロスを巻き込みながら一時155.21円まで売り込まれた。一方、急ピッチで下げた反動から一巡後はショートカバーが強まり156円台を回復した。

・ユーロ円も不安定な動き。総じてドル円と同様の展開となり、朝方に161.09円まで上昇した後は日銀の利上げに関する報道を受けて159.75円まで一転下落。ただ、一巡すると160.70円台まで反発した。

・ユーロドルは小動き。円絡みの取引が中心となったため方向感はなく、総じて1.02ドル台後半でのもみ合いとなった。

・日経平均株価は反発。昨日の米国株が上昇した流れを引き継ぐ形で一時400円超上昇した。その後は日銀の利上げ観測から一転して下げに転じる場面も見られるなど不安定な動きとなった。

・債券先物相場は4営業日ぶりに反発。昨日の米国債券相場が上昇した影響から買いが先行。20年債入札が好調な内容だったことも買いを誘った。


(越後)
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