ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円 軟調

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調な動き。2時時点では155.44円と24時時点(156.12円)と比べて68銭程度のドル安水準。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事のハト派寄りの発言を受けて米長期金利の低下とドル売りが優勢となった。米10年債利回りは前日比マイナス圏に沈むと4.60%台まで低下幅を拡大し、ドル円は155.11円まで日通しの安値を更新した。
 ウォラーFRB理事は3月利下げの可能性が排除され得るとは考えていないと述べ、インフレが一段と鈍化した場合は年3-4回の利下げも可能との考えを示した。

 ユーロドルは小じっかり。2時時点では1.0302ドルと24時時点(1.0279ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ高水準。ウォラーFRB理事の発言を受けてドル売りが優勢となり、1.0312ドルまで小幅高となった。

 ユーロ円は上値の重い動き。2時時点で160.14円と24時時点(160.47円)と比べて33銭程度のユーロ安水準。ドル円の円買いを重しに159円後半に押し戻された。ただ、ユーロドルの上昇が下支えとなり、東京タイムにつけた安値159.75円を前に下げ渋ると160円前半に持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.11円 - 156.52円
ユーロドル:1.0261ドル - 1.0312ドル
ユーロ円:159.75円 - 161.09円


(金)
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