東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下押し

 17日の東京外国為替市場でドル円は下押した。10時時点では155.18円とニューヨーク市場の終値(155.16円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。明日からの米3連休を控えたドル需要をあてにしたような買いが強まると、一時155.49円まで上昇。もっとも、三桁安で寄り付いた日経平均が490円超安まで下げ幅を広げたことを嫌気し、一転売りが優勢となった。昨日安値155.10円を割り込むと154.98円まで下落幅を広げた。一巡後、東京仲値前後ではやや下げ渋っている。

 ユーロ円は下落が一服。10時時点では159.91円とニューヨーク市場の終値(159.85円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の買い先行につれて160円台を回復し、160.16円まで値を上げた。もっともその後、日本株安を眺めてリスク回避目的のユーロ売り円買いがでると、昨日安値159.75円を僅かに下抜けて159.73円まで弱含み。ただ、日経平均が下げ幅を縮小し、ドル円が仲値にかけて下げ止まったことも支えに、159.90円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0305ドルとニューヨーク市場の終値(1.0301ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。目立った動意はなかったが、1.03ドル割れでは下げ渋った。目先は昨日高値1.0315ドルが上値で意識されるポイント。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.98円 - 155.49円
ユーロドル:1.0296ドル - 1.0307ドル
ユーロ円:159.73円 - 160.16円


(小針)
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