ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、伸び悩み

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。4時時点では155.69円と2時時点(155.68円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。正式に米大統領に返り咲いたトランプ氏の就任演説を眺めながら、155円後半を中心に上下した。大統領が関税に言及した場面では156.05円前後まで上昇したが、「就任初日に新たな関税は発動しない」が報じられていたためドル買いは続かず。155.60円台では下げ渋ったものの、ニューヨーク勢がほぼ不在のなか動意は高まらず、徐々に上値が重くなった。

 ユーロドルは底堅い。4時時点では1.0397ドルと2時時点(1.0398ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ米大統領の演説が始まると1.0360ドル割れまで下押すも、直ぐに切り返して1.04ドル台に乗せる場面もあった。一巡後は1.0390ドル辺りを中心に方向感なく上下が続いたが、下値は固いままだった。
 なおホワイトハウスは、トランプ大統領がパリ協定から離脱する意向であることを明らかにした。

 ユーロ円は4時時点では161.87円と2時時点(161.88円)と比べて1銭程度のユーロ安水準。ユーロドルが下押しした局面では161.50円台までつれ安となるも、一巡後は持ち直すと161.80円台を中心にもみ合った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.42円 - 156.58円
ユーロドル:1.0266ドル - 1.0430ドル
ユーロ円:160.32円 - 162.31円


(小針)
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