ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では156.00円と24時時点(156.25円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領がダボス会議でのオンライン演説で「石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き下げを要請する」「金利引き下げを要請する」などと発言すると全般ドル売りが優勢に。それまでの安値156.11円を下抜けると、155.87円まで下げ幅を広げた。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.0419ドルと24時時点(1.0409ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。減税措置についてトランプ米大統領が、米議会が可決する見通しを示すと1.0373ドルまでユーロ安ドル高に振れるも直ぐに切り返した。米・中期金利が低下に転じ、長期金利も上昇幅を縮小するのを眺めて1.0429ドルまで上昇している。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では162.54円と24時時点(162.64円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの綱引き状態となり、162.20円まで日通し安値を更新後は162.60円台まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.87円 - 156.75円
ユーロドル:1.0373ドル - 1.0429ドル
ユーロ円:162.20円 - 163.13円


(小針)
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