ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、反落
23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は156.05円と前営業日NY終値(156.53円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が22.3万件と予想の22.0万件よりも若干弱い内容となったことが分かると、円買い・ドル売りが先行。トランプ米大統領がダボス会議でのオンライン演説で「すぐに金利を下げるよう要請するつもりだ。そして世界中で金利は下がるべきだ」と述べ、米連邦準備理事会(FRB)に利下げを求める考えを示すと全般ドル売りが活発化した。5時前には一時155.75円と日通し安値を更新した。
なお、市場では「FRBは来週28-29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢となっている。
ユーロドルは小反発。終値は1.0415ドルと前営業日NY終値(1.0409ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。新規材料に乏しい中、しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、トランプ米大統領が演説で欧州との貿易関係に言及すると1.0373ドルまで売られた。
ただ、そのあとはFRBに利下げを求める考えを示したことから一転上昇。3時前には一時1.0438ドルと日通し高値を付けた。もっとも、米長期金利が上昇基調を維持したため、前日の高値1.0457ドルを上抜けるほどの勢いはなかった。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は162.54円と前営業日NY終値(162.93円)と比べて39銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出ると一時162.20円と日通し安値を付けた。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いが相場を下支えしたため、下落のスピードは緩やかだった。
本日の参考レンジ
ドル円:155.75円 - 156.75円
ユーロドル:1.0373ドル - 1.0438ドル
ユーロ円:162.20円 - 163.13円
(中村)
なお、市場では「FRBは来週28-29日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合ぶりに利下げを見送る」との見方が優勢となっている。
ユーロドルは小反発。終値は1.0415ドルと前営業日NY終値(1.0409ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。新規材料に乏しい中、しばらくは狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、トランプ米大統領が演説で欧州との貿易関係に言及すると1.0373ドルまで売られた。
ただ、そのあとはFRBに利下げを求める考えを示したことから一転上昇。3時前には一時1.0438ドルと日通し高値を付けた。もっとも、米長期金利が上昇基調を維持したため、前日の高値1.0457ドルを上抜けるほどの勢いはなかった。
ユーロ円は5営業日ぶりに反落。終値は162.54円と前営業日NY終値(162.93円)と比べて39銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出ると一時162.20円と日通し安値を付けた。ただ、ユーロドルの上昇につれた買いが相場を下支えしたため、下落のスピードは緩やかだった。
本日の参考レンジ
ドル円:155.75円 - 156.75円
ユーロドル:1.0373ドル - 1.0438ドル
ユーロ円:162.20円 - 163.13円
(中村)