ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上値が重い

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。2時時点では154.23円と24時時点(154.36円)と比べて13銭程度のドル安水準。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.56%台まで低下幅を縮め、ダウ平均がわずかながらもプラスに転じるとドル円は154.60円台まで買い戻された。ただ、大幅下落で売り遅れの市場参加者も多いことで上値が重く、米長期金利の下げ幅縮小の勢いが弱まると154.10円台まで戻した。

 ユーロドルは上値が抑えられる。2時時点では1.0490ドルと24時時点(1.0509ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下幅の縮小に伴い1.05ドルを割り込んだ。再び1.05ドルに戻す場面もあったが、ユーロ円の売りなどが重しになり上値が抑えられている。
 
 ユーロ円は弱含み。2時時点では161.80円と24時時点(162.22円)と比べて42銭程度のユーロ安水準。ドル円が買い戻されると162.30円台を一時回復した。しかし、ドル円の上値が重いことで再び161.74円前後まで下押しし、日通し安値が視野に入ってきている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.72円 - 156.25円
ユーロドル:1.0454ドル - 1.0533ドル
ユーロ円:161.55円 - 163.75円


(松井)
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