東京外国為替市場概況・10時 ドル円 上昇

 28日の東京外国為替市場でドル円は上昇。10時時点では155.14円とニューヨーク市場の終値(154.51円)と比べて63銭程度のドル高水準だった。米関税政策懸念で全般ドル買いが優勢となり、155円台を回復すると155.26円まで上値を伸ばした。
 ベッセント米財務長官は段階的な関税引き上げを計画し、最終的に最大20%まで引き上げる可能性があるとFT紙が報じたほか、トランプ米大統領の「半導体や鉄鋼、アルミなどその他産業への関税を適用する」との発言が伝わった。

 ユーロドルは弱含み。10時時点では1.0445ドルとニューヨーク市場の終値(1.0492ドル)と比べて0.0047ドル程度のユーロ安水準だった。米関税懸念を背景としたドル買いを受けて一時1.0429ドルまで下押した。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では162.05円とニューヨーク市場の終値(162.12円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル主導の動きとなり方向感は限られるも、一時リスク回避の円買いも見られ161.58円まで下押した。ただ、昨日の安値161.55円を前に下げ渋ると、大幅続落した日経平均の動きには大きな反応を示さず162円台に持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.49円 - 155.26円
ユーロドル:1.0429ドル - 1.0494ドル
ユーロ円:161.58円 - 162.19円

(金)
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