東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では155.86円と15時時点(155.70円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。特に新規の取引材料は伝わっておらず、米長期金利も横ばい気味での推移が続いているが、欧州勢の参入後もドル買いの動きが先行。米金利の先高観を手掛かりに一時155.98円まで本日高値を更新した。

 ユーロドルは安値圏でのもみ合い。17時時点では1.0435ドルと15時時点(1.0436ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買いの流れに沿ってアジア時間の午前につけた安値1.0425ドルに迫った。また、ポンドドルが1.2426ドルまで下落して昨日安値に面合わせするなど、他の欧州通貨に対してもドル買いが進む場面が見られた。

 ユーロ円は17時時点では162.63円と15時時点(162.49円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心となったことで値幅は限られたが、ここまでの高値圏で推移するなど底堅い動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.49円 - 155.98円
ユーロドル:1.0425ドル - 1.0494ドル
ユーロ円:161.58円 - 162.68円

(岩間)
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