東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇一服

 28日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇が一服。15時時点では155.70円と12時時点(155.54円)と比べて16銭程度のドル高水準だった。トランプ米大統領の関税に関する発言を受けた米金利の先高観を背景として、午前はドルが買われた。この流れが午後に入っても続くと、155.95円まで上値を広げた。ただ、節目の156円を前に伸び悩むと155.60円台にやや押し戻された。後場に入り日経平均が下げ幅を拡大したことも重しとなったもよう。

 ユーロ円は伸び悩み。15時時点では162.49円と12時時点(162.28円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。162.68円まで上昇後に162.40円台まで下押すなど、ドル円に連れた動きとなった。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0436ドルと12時時点(1.0433ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル買いが強まるのをながめて1.0420ドル台まで下押すも、午前につけた本日安値を前に下げ渋り。その後やや値を戻すも1.0440ドル付近で伸び悩むなど、狭いもみ合いが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.49円 - 155.95円
ユーロドル:1.0425ドル - 1.0494ドル
ユーロ円:161.58円 - 162.68円


(川畑)
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