欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、さえない

 29日の欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。20時時点では1.0404ドルと17時時点(1.0417ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。本日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や明日の欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて、持ち高調整と思われる売りに押された。独10年債利回りの低下も重しとなり、節目の1.0400ドルを下抜けて一時1.0395ドルまで値を下げた。

 ドル円は下げ渋り。20時時点では155.38円と17時時点(155.29円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。17時過ぎに155.01円付近まで弱含む場面があったが、本日安値の155.00円手前では売りも一服。その後は対ユーロなどでドル買いが進んだ影響を受けたほか、時間外の米10年債利回りがやや低下幅を縮小したことも支えに155.40円台まで下値を切り上げた。

 ユーロ円は20時時点では161.66円と17時時点(161.76円)と比べて10銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ売りの流れに沿って一時161.55円まで下落。昨日安値の161.58円も下抜けた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.00円 - 155.79円
ユーロドル:1.0395ドル - 1.0444ドル
ユーロ円:161.55円 - 162.49円

(岩間)
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